【劇用車紹介】その14 日産 スカイライン GT-R
【劇用車紹介】その14 日産 スカイライン GT-R
こんにちは原田商会です!
桜がちらほらと咲くようになり明後日から4月ですね。4月1日といえば3年前、新元号の令和が発表された日でしたが、さらに今から遡ること33年前の1989年は、旧元号である平成がスタートし芸能、政治など各方面で大きな出来事がありました。
自動車業界もその1つで、のちに名車と呼ばれる車が続々と発売された年でした。当社の役車でもあるフェアレディZ(Z32)や180SXなどもこの年です。
今回紹介する役車も同じく1989年にデビューを果たし今もなお人気を誇っている日産 BNR32型スカイラインGT-R(通称R32GT-R)です。
日本のスポーツカーを語る上で決して外せない1台です。
「ケンメリ」と呼ばれブームを巻き起こした先代2代目スカイラインGT-Rの生産終了から16年。復活を望む声がありつつも長い間復活することはありませんでした。そしてようやく叶ったモデルがこの3代目スカイラインGT-R(R32)だったのです。
第2世代GT-Rとも呼ばれるこのR32型が誕生することになった目的はズバリ“レースに勝つため”でした。当社のブログ「役車紹介」シリーズでは度々登場するワード、全日本ツーリングカー選手権グループA。そのレースに勝利するためにR32型は開発されたのです。
CMで使用されたキャッチコピーは「超感覚スカイライン」。
当時、日産では1990年代までに技術で世界一を目指すという目標を掲げた901運動が行われておりR32型はその集大成とされました。
こうした901運動など日産のクルマづくりに対する熱い志は結果として現れ、先述したレースでは敵なしと言われるほどの圧倒的な強さと速さで勝利を重ね続けました。
R32型の開発目的はレースで勝つことでしたがもちろん市販車としても人気を誇っていました。そもそもグループAは市販車をベースとしてレースを行うものなので、安くはありませんが決して手に入らない価格でもなかったのです。
R32型のポイントとしてボディデザインが挙げられます。先代の箱型デザインからガラっと変わり、丸みを帯びた曲面が目立つボディとなっています。
当社のR32型は純正の赤ではなくR35GT-Rの赤を使用しているのが特徴です。ワインレッドのような落ち着いた赤ではなく、はっきりとした赤という印象です。
そして特徴がもう1つ。こちらのシートです。本来はふかふかとしたシートなのですが当社のR32型はオプションで革仕様となっています。高級感がありますね。
室内は全体的に狭くゆったりはできませんが乗る分には十分です。室内で撮影するというより走行シーンや外装を利用した撮影向けかなと思います。
私の内装ポイントは3連メーターです。左から電圧計、油温計、ブースト計となっています。オーディオ周りの撮影にもオススメです。
R32型は頑張れば買えるという価格帯であったこと、高性能、デザイン性がぎゅっとつまり、「手に入れたい!」と当時の車ファンや若者の心に火をつけたのかもしれません。