【劇用車】スバル360|旧車あるある“燃料コックのコルク劣化”による燃料漏れを整備士が修理解説|燃料ホース新品交換
【劇用車】スバル360|旧車あるある“燃料コックのコルク劣化”による燃料漏れを整備士が修理解説|燃料ホース新品交換
車の下に広がるシミと、ふわっと漂う“ガソリンの匂い”。
旧車に触れていると時々出会うこの違和感、今日はスバル360で発生していました。
原因は、今の車にはほとんど存在しない「燃料コックのコルク」。
この小さな部品が劣化すると、わずかな隙間から燃料がじわっと漏れ出すという、旧車ならではのトラブルを引き起こします。
劇用車として使う以上、匂いも漏れも絶対に放置できません。
今回はその修理内容を、整備士目線でお伝えします。
スバル360の燃料コックは、内部のコルクパッキンが経年で硬化・収縮しやすい構造になっています。
状態が悪化すると、
・コルクがひび割れる
・コックが密閉できなくなる
・燃料がにじむ
・ガソリンの匂いが強くなる
というトラブルが発生します。
今回はまさにコルクが経年により収縮し、密閉できなくなり燃料が漏れだすという症状でした。
漏れの原因となっていた部分を分解し、内部のコルクを確認。
厚みがなくなりコック内部に対してスカスカの状態。
これでは密閉されず燃料が漏れだすのも当然。
作業内容は以下の通りです:
1. 燃料コックの分解・洗浄
2. 劣化したコルクパッキンを新品に交換
3. 燃料ホースも安全のため新品に交換
4. 漏れチェックと組み付け
旧車は「交換するだけ」の作業に見えても、
パーツの状態を見ながら現物を活かして丁寧に組み上げる技術が欠かせません。
スバル360は撮影映えする人気の旧車ですが、
燃料漏れは安全面でも大きなリスク。
劇用車として出庫する以上、
匂い・漏れ・安全性は必ず整備士が徹底的に確認しています。
当社ではスバル360をはじめ、
旧車・希少車の劇用車レンタルを多数取り扱っています。
整備士が一台ずつ入念に点検・整備を行い、
撮影現場で安心して使用できるコンディションでご提供しています。
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懐かしのエンジン音、古き良き内装と共に撮影できる日を楽しみに奮闘する日々あれこれをブログで紹介していきますね。


