【劇用車】WD21テラノ|整備士が解説するベルト鳴き対策とプーリー整備
【劇用車】WD21テラノ|整備士が解説するベルト鳴き対策とプーリー整備
撮影現場で避けたいもののひとつ、それは「音のトラブル」。
だからこそ旧車の劇用車整備では、
小さな違和感も見逃せません。
今回点検したWD21テラノも、
アクセルを踏み込み回転数を上げると、あの“キュルキュル音”が発生していました。
旧車では珍しくない症状ですが、その裏には——
プーリーの錆と摩耗という、見えない落とし穴が潜んでいます。
旧車として人気の高い一台ですが、今回の主症状は「キュルキュル」というベルト鳴き。
劇用車として使われることも多い車種なので、撮影中に異音が出ないように細かく点検します。
ベルト鳴きの原因を追っていくと、プーリーに錆が発生し、表面が荒れている状態でした。
WD21テラノのような旧車では、
・エンジンルームの湿気
・長期保管
・金属疲労
などが重なり、プーリーの錆が出やすくなります。
この錆がベルトと接触すると滑りやすくなり、
結果としてベルト鳴きが発生してしまいます。
今回は、
・プーリーの錆を除去
・表面を研磨して滑らかに整える
・ベルトの張りを適正値に調整
この3ステップで作業を実施。
旧車整備の現場では、“部品交換”ではなく「現物をどう蘇らせるか」
が求められることが多く、整備士として腕の見せ所です。
作業後はエンジンを始動し確認。
ベルト鳴きは完全に解消し、アイドリングも静かで快調です。
WD21テラノは画になるデザインと存在感で、
ドラマ・映画・MVでも人気の“劇用車向き”SUVです。
ただし旧車ゆえに様々なトラブルが潜んでいます。
当社では、撮影中にトラブルが起きないよう
整備士が一台ずつ細部までチェックし、撮影現場で安心して使える状態に仕上げた車両のみレンタルしています。
WD21テラノをはじめ、旧車・希少車の劇用車を幅広くラインナップしておりますので、作品に合わせて最適な一台をご提案できます。
・撮影用の旧車を探している
・WD21テラノを作品に登場させたい
そんな時はぜひご相談ください。
現場を熟知したスタッフがあなたの作品を一緒に作成します。
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皆さまのご依頼をお待ちしております!
原田商会ではすべての車を愛情をこめて自社整備・点検。
もちろんナンバーは全車種取得済み。
公道走行が可能なので撮影車両が直接現場まで向かいます。
※長距離移動の場合やご相談により積載車にて伺います。
懐かしのエンジン音、古き良き内装と共に撮影できる日を楽しみに奮闘する日々あれこれをブログで紹介していきますね。


