【劇用車】役車紹介その19 180SX
【劇用車】役車紹介その19 180SX
こんにちは!国産旧車を中心に劇用車レンタルを行っている原田商会です。
当社の劇用車達(=役車)の歴史や特徴を紹介する役車紹介シリーズ。
今回は1989年に販売を開始した180SXをご紹介いたします。
S13型シルビアとは姉妹車で基本仕様は同様ですが、180SXにはハッチバックと
リトラクタブルヘッドライトが採用されているのが特徴。
この車のデビュー当初、搭載されたCA18DET型エンジンの排気量が1,800ccだった事、
また「SX」というのが当時日産の輸出用ミドルサイズ・スポーティークーペに対するネーミングだったので
「180SX」と名付けられました。
もしかしたら「ワンエイティ」という愛称の方が聞き覚えがあるかもしれませんね?
キャッチコピーは前期型(1989年-1991年生産モデル)が『日産からのプレゼンテーションです。』
中期型(1991年-1996年生産モデル)が『このクルマに似合うひとがいる』
後期型(1996年-1999年生産モデル)が『for FR Pilot』等それぞれに独特のキャッチコピーが付けられました。
基本構造は全てS13型シルビアと共通で、ステアリングホイールのデザインを除くインテリアとドアパネル、
フロントウインドシールドなども共通となっています。
経年劣化から破損も多く、傷が目立ちがちなシートは、生産終了後から約20年経った現在も大きな汚れなく綺麗な状態です。
近年では希少になったことや、姉妹車のS13型シルビアとほぼ同じ構造でスポーツ走行にも適した設計であったことから、アフターマーケットにて主にドリフト用の改造パーツが充実しており、シルビアと共に一定の人気を保っています。
そんな日産が誇る180SX(中期〜後期)の当時放映されていたCMがこちら
湾岸ミッドナイトやイニシャルDといった数多くの自動車漫画にも出てきており、
走りを追求したスタイルは今でもモータースポーツを愛する人々の心に焼きついています。
スピード感が求められるシーンなどの撮影に是非いかがでしょうか。