役車紹介その8 日産 フェアレディZ
役車紹介その8 日産 フェアレディZ
こんにちは原田商会です。
先日、新型フェアレディZの日本仕様モデルの詳細が公開されましたね。昨年にはニューヨークで新型の北米市場向けモデルが世界初公開されたことで話題となりました。そこで今回の役車紹介では歴史あるフェアレディZの中から当社の劇用車でもあるZ32型をピックアップしていきたいと思います。
フェアレディZは1969年に初代が発売されてから半世紀以上生産されているスポーツカーです。今年発売される予定の新型を含めると7世代あり、その人気は衰えることなく今も世界中で愛されています。
4代目として1989年に登場したZ32型は数ある歴代モデルの中でも特別な存在感を放っています。
Z32型が発売された1989年といえば平成がスタートした年です。当時はバブル真っ只中であったことから街では高級外車がよく走っていました。
オイルショックや環境問題対策による規制で暗黒時代とも呼ばれた1970〜80年代。その壁を乗り越え世界中で日本のクルマが注目され、世界を意識したモデルが誕生した1980年代。
1989年は、こうした時代背景の総まとめであるかのように多くの名車が生まれた年でした。
世界を意識した性能とバブルによる華美なデザインを兼ね備えたZ32型も時代が生み出した名車の1つといわれています。
キャッチコピーは「スポーツカーに乗ろうと思う。」
当時放送されたCMは真っ暗な空間に滑らかなスピンターンで登場する真っ赤なフェアレディZが印象的で強烈なインパクトを与えました。最後のキャッチコピーからは開発者の自信が強く伝わり、思わずため息が出るほどカッコイイCMになっています。
Z32型は更なる本格的なスポーツカーを目指してそれまでのモデルから大幅な変更がされています。
性能のパワーアップに加えて全体的にグラマラスなフォルムになったことが大きな特徴です。当時の国産車としては最大級とも呼べる全幅とスラっとしたボディのバランスが美しく魅力的です。
内装も従来に比べて高級感のあるスッキリとしたデザインになっています。インパネまわりを見るとメーターの左右にサテライトスイッチが搭載されているのが特徴です。ボディ、内装共に「美しさ」が大きなポイントです。