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キャロル

1962年にマツダの前身である東洋工業から発売された。今日まで8代にわたって販売されており、当車は初代にあたる。
東洋工業は先にR360クーペを販売していたが、後部座席の狭さや機能面、エンジンにおいてさらに上回る主力車を目指して開発された。また当時、軽乗用車界で圧倒的な人気を誇っていたスバル・360への対抗もあったとされている。
その後1961年の東京モーターショーで原型となる「マツダ700」が発表されたのち、排気量360cc以下の軽自動車規格に改良し翌年キャロルとしてデビューした。

特徴はリヤウインドウが絶壁状に切り落とされ後方がほぼ垂直になったデザイン。
これは「クリフカット」と呼ばれるデザインで、1950年代にアメリカで採用されたといわれておりその斬新なスタイルから発売当時注目を集めた。
クリフカットはイギリスフォード・アングリア、シトロエン・アミ6など世界的に流行し、当時を表すデザインの1つとして知られている。

スペック

仕様項目 内容
販売開始時期 1962 年 02月
最高出力 18PS/6,800rpm
最大トルク 2.1kgf·m/5,000rpm
駆動方式 FR
トランスミッション MT
乗車定員 4人