トヨタがアメリカ合衆国を主要マーケットとして新たに立ち上げた高級車ブランド「レクサス」の最上級車「LS」として発売され、同年10月に日本国内でも「セルシオ」として発売。
新設計となる排気量4,000 ccのV型8気筒エンジン(1UZ-FE)を搭載するが、これは同年8月にクラウンのマイナーチェンジで追加された4000ロイヤルサルーンGや1992年(平成4年)発売の初代ハイメディックにも搭載された。装備の違いで”A”・”B”・”C”の3仕様が存在し、C仕様が最上級グレードである。 サスペンションは、前後ダブルウィッシュボーン式で、A仕様とB仕様はコイルサスペンションを装備した。
B仕様には、路面状況によりダンパーの減衰力が通常走行時の「ハード」の設定から瞬時に「ソフト」に切り替わる電子制御サスペンション「ピエゾTEMS」(世界初)が装備。C仕様には、乗り心地がさらにスムーズになる電子制御エアサスペンションを装備。
ショーファードリブン(オーナー自身は運転しない)が前提のセンチュリーを除くと、当時の日本車の中では最高級車に位置付けられていた。
仕様項目 | 内容 |
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販売開始時期 | 1989 年 10月 |
最高出力 | 260ps(191kW)/5400rpm |
最大トルク | 36.0kg・m(353.0N・m)/4600rpm |
駆動方式 | FR |
トランスミッション | AT |
乗車定員 | 5人 |