車のカテゴリーとして高い人気を誇っているSUV。その元祖と言われている車がこの三菱パジェロである。
パジェロは「ジープ」の生産で培ってきた4輪駆動技術を駆使した本格4WD車として1982年に発売された。
同社のフォルテ用をベースとしたシャシーを使い悪路走破性や信頼性を実現しつつも、スタイリッシュで乗用車並みに優れた快適性が備わっている。
こうしたオフロード性能と乗りやすさの両立がパジェロの特徴であり、本格的なファンはもちろんのこと一般ユーザーを含めて幅広い層から高い支持を得た。
パジェロの由来は南米に生息するヤマネコ「パジェロキャット」からきたもので、野性味と美しさを調和させる願いを込めて名付けられた。
パジェロの名を轟かせた出来事として一番に挙げられるのがパリ・ダカールラリーへの挑戦だろう。
1983年、パジェロはパリ・ダカールラリーに初参戦し、市販無改造部門でいきなり優勝。1985年には総合優勝を果たした。これによって国内のみならず海外市場でも高い人気を得た。
1989年に発売されたこのL141は5ナンバーの標準モデルに加えて3ナンバーワイドを導入し、走行安定性を高めたモデルラインアップになっている。
その後2代目、3代目、4代目へと移行したが2021年、惜しまれながらも日本向け海外向け共に生産・販売が終了した。
仕様項目 | 内容 |
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販売開始時期 | 1989 年 01月 |
最高出力 | 150ps/5,000rpm |
最大トルク | 23.5kg・m/2,500rpm |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | AT |
乗車定員 | 4人 |