ホンダ初のV型6気筒エンジンを搭載したフラグシップカー「レジェンド」がデビューして5年。フルモデルチェンジを経て1990年10月に登場したのがこの2代目レジェンドだ。
当社のレジェンドは2ドアクーペタイプ。
北米市場を視野に開発された2代目レジェンドは国産高級車というコンセプトはそのままに、ボディーの大型化や性能面で初代と比べて大幅に変更されている。
なかでも安全性への取り組みが特徴的で、これまでは提携関係であったBLと共同開発を進めてきたが2代目ではニュルブルクリンクで厳しい車両実験を行った。
初代で既に日本車初の運転席用SRSエアバッグを採用していたが、これによって2代目は初の「シートベルト・プリテンショナー」と助手席用SRSエアバッグを搭載した。
ボディーの特徴としては先述した北米市場への意識から初代と比べて大型化したことが挙げられる。エンジンは縦置きに変更。さらにFFミッドシップを採用することで操縦安定性も向上した。
更なるプレミアムを目指したワイドなフォルム、安全で快適な技術は「スーパーレジェンド」とも呼ばれている。
仕様項目 | 内容 |
---|---|
販売開始時期 | 1990 年 10月 |
最高出力 | 215ps |
最大トルク | 30.5kgm/4500rpm |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | AT |
乗車定員 | 5人 |