ハイラックスサーフ
オフロードからオンロードまで「トヨタハイラックスサーフ」
トヨタハイラックサーフはトヨタの大型 SUV で、トヨタのピックアップトラック「ハイラックスをベースに開発され設計を日野自動車が担当、製造を日野とトヨタの共同で行ってきた。
大きな特徴は、ピックアップトラックの荷台部分に脱着可能な FRP 製のリムーバルトップを架装して、海外では取り外してオープンエアーを楽しめた。日本国内でのオープン走行は認められなかったが、リアへのロールバー追加とフロントキャブのチルト式サンルーフの採用で、多用途レジャー仕様として若者の間で人気となった。
ただし、登録はライトバン扱いの4ナンバーであった。
1985 年には、オフロードの利点を生かしながら、オンロードでの走行性能を高めるために、フロントサスペンションをリーフリジットから、ダブルウイッシュボーンとトーションバースプリングに変更、操縦安定性と乗り心地が改善された。1986 年にはマイナーチェンジが行われ、ハイラックサーフに5ナンバー登録の AT 設定のワゴンモデルが追加された。
トヨタハイラックサーフは、初代の 60 系から四代目 N210 系まで 26 年間も生産され続けて、若者を中心にレジャービークルとして高い人気を誇った。
仕様項目 | 内容 |
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販売開始時期 | 1983 年 10月 |
最高出力 | 88ps/4,800rpm |
最大トルク | 15.8kgf・m/3,400rpm |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | AT |
乗車定員 | 5人 |