Z31 フェアレディZ
50年を超える歴史を持ち、日本を代表するスポーツカーの1つとして愛され続けるフェアレディZ。
その3代目として1983年に発売されたのがZ31だ。
「較べることの無意味さを教えてあげよう」というキャッチコピーを掲げたZ31は、これまで影響を受けたオイルショックや排ガスなど様々な規制を乗り越え、さらに高性能なスポーツカーを目指して開発が進められた。
Zモデルの伝統的なデザインであるロングノーズ・ショートデッキは継承しながらも、空力性能を高めるためにセミリトラクタブル式ヘッドライトを採用し、ライトを閉じた状態でもレンズの一部が露出する半目のようなスタイルになった。
さらに、ボディラインは直線基調を取り入れ無駄な張り出しや突起を除いた滑らかさが特徴的で先代のラグジュアリー志向からよりスポーティーな印象を与えるデザインに変身した。
技術面では欧州製のスポーツカーに立ち並ぶ性能に向けて設計が進められ、これまで採用していた直列6気筒エンジンからV型6気筒エンジンの搭載に変更した。先述したボディデザインの変更もあり空力性能すなわちCd値が先代と比べて向上。
高い運動性能と個性豊かなデザインは、まさにスポーツカーへの思いが込められた1台といえるだろう。
仕様項目 | 内容 |
---|---|
販売開始時期 | 1983 年 09月 |
最高出力 | 230ps/5200rpm |
最大トルク | 34.0kgm/3600rpm |
駆動方式 | FR |
トランスミッション | AT |
乗車定員 | 4人 |