1970年代の日本では、クルマを使って郊外に遊びに行く、いわゆるアウトドアレジャーが盛んになり始めていた。
それに伴い、多目的4輪駆動車である三菱ジープの需要が高まり、メーカー側もユーザーの志向に合わせたモデルを積極的に設定していく。
会社自体も、1970年4月に三菱重工業から自動車事業部が分離・独立し、三菱自動車工業の新組織に移行して開発体制を強化。1970年8月になると、JH4型ガソリンエンジン(2199Cc直列4気筒Fへッド)からKE47型ガソリンエンジン(2315cc直列4気筒OHV)に換装したJ34、さらにKE31型ディーゼルエンジン(2199Cc直列4気筒OHV)から4DR5型ディーゼルエンジン(2659CC直列4気筒OHV)に切り替えたJ54/J24/J44/J36がデビューする。
1973年3月にはKE47型ガソリンエンジンを積むJ52/J22/J42がリリースされ、翌1974年8月には新しいガソリンエンジンの4G53型(2384CC直列4気筒OHC)を搭載するJ56/J26/J38/J46を市場に放った。
そして1975年8月になると、静粛性に優れるガソリン仕様のジープがラインアップに加わる。4G52型1995cc直列4気筒OHCガソリンを採用するJ58が登場した。
仕様項目 | 内容 |
---|---|
販売開始時期 | 1975 年 08月 |
最高出力 | 100ps/5000rpm |
最大トルク | 17.0kg • m/3000rpm |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | MT |
乗車定員 | 2/4名 |
装備 | サスペンション・前半楕円リーフスプリング サスペンション・後半楕円リーフスプリング タイヤ・前 7.60-15-6PR タイヤ・後 7.60-15-6PR 主ブレーキ・前2リーディング 主ブレーキ・後リーディングトレーリング |