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RX-7(FD3S)

サバンナRX-7の名で1978年に初代モデルが誕生して13年。その集大成ともいえるのが1991年に発売されたFD3Sだ。
発売するに当たり、それまで20年間呼称されてきた「サバンナ」という名を外し、「アンフィニRX-7」と名付けた。後に、販売店であるアンフィニ店がユーノス店と統合したことによって「マツダ・RX-7」となる。

3代目であるFD3Sの特徴の1つは、RX-7として初めて3ナンバー専用車体を採用したことだ。
FD3Sの全長と全幅は4295mmと1760mm。2代目と比較すると長さが40mm短くなり、幅が70mm広がった。カッコよさと優雅な曲線美を絡めたデザインは、日本で最も美しい車の1つという声も多い。

今もなお、多くの人の心を魅了するFD3S。そのもう1つの特徴が性能の高さである。
エンジンは低速域と高速域で別のターボを使うシーケンシャルツインターボを搭載した13B型ロータリーエンジン。発売当初は255psだったが、改良を重ね1999年には280psを達成。
さらに、運動性の向上と軽量化のためにパワーウェイトレシオ5.0kg/psを目指した結果、パワーウェイトレシオ4.9kg/psを実現させた。

その後、スポーツカー需要の低下や環境面などの理由により、2003年に販売が終了。
RX-7は25年の歴史に幕を下ろすこととなった。
しかし、パワフルなエンジンを秘めた艶やかな姿は、世界に誇れる高性能スポーツカーといえるだろう。

スペック

仕様項目 内容
販売開始時期 1991 年 12月
最高出力 255ps/6,500rpm
最大トルク 30.0kg・m/5,000rpm
駆動方式 FR
トランスミッション MT
乗車定員 4人
装備 純正17インチBBSホイール、純正ウーハーシステム