サファリ
世界の辺境で活躍を続ける大型クロスカントリー「ニッサン Y60 サファリ」
日本名サファリは、ニッサンが誇る大型クロスカントリーで、ランクルと共に世界を股にかけて活躍する耐久性・信頼性の高い四輪駆動車だ。
1980 年に登場したサファリは、海外向けや官公庁関係、民間団体、業務用途に使用されること多く、特に海外ではインフラ整備が遅れているところが多く、走破性能に比重が高いために、頑丈な梯子型フレームにリジットアクセルのサスペンションを基本としている。エンジンは 95 馬力の直列6気筒 OHV3.3L ディーゼルエンジンを基本とし、左右観音式のリアゲートのボディスタイルが特徴だ。
特殊な目的としては、消防車、災難救助車両、西部警察で使用された劇中車など特装車両もラインアップされた。
海外での車名は「パトロール」として生産販売が続けられている。
ニッサン VRY60 サファリは、二代目のサファリとして 1987 年にモデルチェンジして発売された。初代を継承しながらフレームとサスペンションを新設計として、フェンダー部を拡張したために、登録ナンバーが1の普通貨物自動車になった。
ボディバリエーションは、ロングホイールベースの4ドア、ショートホイールベースの 2ドアハードトップが用意された。
ハードトップは FRP からメタルトップとなり、リアゲートは非対称の観音開きに変更された。
エンジンは直列6気筒 4.2L ディゼルエンジンを標準とし最大出力 125 馬力を発揮し
た。また、旧式なサスペンションを一新して、四輪ともリンク&コイルスプリングに変更
されたことで、オフロードの走破性とオンロードでの操縦安定性と快適性が大きく向上し
た。
仕様項目 | 内容 |
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販売開始時期 | 1987 年 10月 |
最高出力 | 125ps/4,000rpm |
最大トルク | 27.8kgf・m/2,000rpm |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | AT |
乗車定員 | 5人 |