【劇用ヨット　海童を行く】電蝕に見舞われた富山【TRANSSIDE　Ⅴ】

撮影用ヨット・劇用ヨットレンタルを行っている原田商会。
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11月、富山新湊マリーナに係留している【TRANSSIDE　Ⅴ】の状況を確認した。

シャフトは途中で折れて海に落ち、スクリュー部はボロボロになっていた。 原因は電蝕
ヨットのどこかに漏電箇所があり、それがシャフトから先を電蝕させたようだ。

電蝕とは何か？
中学校での実験思い出して欲しい。
電解質溶液(海水)に種類の異なる金属(シャフトやプロペラに使われる金属)イオン化傾向が強い金属から小さい金属に電子が移動し、電荷を持つ金属原子がイオンとして電解質溶液に溶けだして金属が腐蝕する現象が起きる。
これが電蝕である。

通常ではあり得ないトラブルに所長の大場や現地で管理してくれていた杉本さんも皆ビックリしていた。

交換するためにはこの腐り落ちたシャフトを取り除かねばならないが専用工具なしではなかなか外れず四苦八苦する。
ようやく外れたものの、シャフトとペラは1から作る必要がある。
また、それらを取り付けても船底を塗装する必要がある為「TRANSSIDE　Ⅴ」が出航できるようになるのはまだ先のようだ。