役車紹介その9 マツダ ファミリア
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役車紹介その9 マツダ ファミリア
ファミリアは1963年にマツダから初代が発売され、2003年に生産終了するまでの40年間、9代にわたって歴史を刻んだクルマです。今回紹介するのは当社の劇用車でもあり1980年に発売された5代目BD型で、歴代の中でも最大のヒットとされています。
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5代目ファミリアの特徴は快適性の高さです。操縦安定性の面でも優れた快適性を獲得していましたが、使いやすく乗り心地のいいデザインが多くの人の心をつかみました。そのデザイン性の高さや操縦安定性などから第1回日本カー・オブ・ザ・イヤーをはじめ、アメリカやオーストラリアなどでも多くの賞を受賞しています。
当時は珍しかったサンルーフをはじめ、フルフラットシートと呼ばれる背もたれと座面をベッドのようにつなげられるシートを採用し、リクライニングの角度調節や後席の背もたれを前倒し可能にしました。本格的な空調システムも搭載されており、休憩中は足を伸ばしたり軽く寝そべったりくつろぐことができます。さらにスキー板や折りたたみ式自転車が収納できるなど様々な用途を秘めています。
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こうした広くて快適な室内と使いやすさがアウトドア志向の若者を中心に広まり、当時流行していたサーフィンブームも重なってファミリアの人気は一気に社会現象になりました。北大路欣也さんをイメージキャラクターに起用したCMも話題に。なかでもサンライズレッドと呼ばれる赤いファミリアは圧倒的な人気を誇っており、実際にサーフィンはしないけどサーフボードを固定して走らせる「陸(おか)サーファー」なるファッションまで生まれました。
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実は当社のファミリアにも有名なサーフィンブランドのステッカーが貼ってあります。
ちなみに直線がテーマのコックピットでは、助手席のダッシュボード上にヤシの木のミニチュアを置くのがナウいスタイルだったそうですよ。