役車紹介その7 いすゞ ピアッツァ
役車紹介その7 いすゞ ピアッツァ
こんにちは原田商会です。
役車の紹介その7は、いすゞ自動車が1981年に発売したスポーティークーペ、ピアッツァです。
いすゞといえばあのCMメロディの影響もあってか今ではトラックなどの商用車のイメージが強いですが、かつてはトヨタ、日産と並ぶ御三家と呼ばれていました。1993年に乗用車事業から撤退(完全撤退は2002年)するまで多くの名車を生み出しており、なかでもピアッツァはいすゞが生産した最後の乗用車です。
デザインはイタリアの巨匠ジョルジェット・ジウジアーロが担当。当時はエッジが立ったデザインが主流でしたが対してピアッツァは斬新かつ優雅な曲面を用いたデザインを採用しました。
当社のポイントはライトの部分です。セミリトラクタブルヘッドライトと呼ばれるもので薄目を開けたような形が可愛らしくて特徴的です。
ライトを開くと印象が変わりますね。
こうした流行とは逆のデザインは高い話題性を得た一方で、発売当初はなかなか販売台数が伸びませんでした。しかしその後、時代は曲面を使ったスタイルに変化したことでピアッツァのデザイン性が再認識されるようになり、その先進性が人気を呼びました。
実は当社のラインナップの中では年齢が上の世代の方から興味を持っていただくことが多い1台なんです。
ボディに続いて内装もジウジアーロのデザインを忠実に再現しています。サテライトスイッチやメーターなどのハンドル周りはSFチックなデザインで「和製デロリアン」とも呼ばれています。運転席は飛行機のコックピットを想起させ、座っているだけでも楽しさを感じる1台です。