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【劇用車】役車紹介その12 日産 スカイラインGTS-R

【劇用車】役車紹介その12 日産 スカイラインGTS-R

日本の名車の1つであり、「ケンメリ」や「ハコスカ」といった愛称が生まれるほど、その時代ごとに人々の記憶に名を刻んできた日産のスカイライン。車に詳しくない人でも名前くらいは聞いたことあるという人も多いのではないでしょうか?


今回紹介する役車は7代目スカイラインR31型のマイナーチェンジの際に800台限定で1985年に登場したモデル、スカイラインGTS-Rです。GTS-RはR31型でありながらも様々な理由から最後まで「GT-R」の名がつかなかった車です。

GTS-Rは当時のグループA ホモロゲーションモデルとして市販されました。グループAとは国際自動車連盟が規定するツーリングカーレースのカテゴリーで、これまでスカイラインは多くのレースに参戦し勝利を重ね、レース界においても高い人気を得ていました。
しかし1985年から開催されたグループAにおいては当初、BMWやボルボなどの海外勢に苦戦していました。そこで登場したのがこのGTS-Rです。

GTS-Rに対する熱意は凄まじく、パワーアップを目指してエンジン、ブレーキなどのパーツに特別装備が採用されています。まさにレースに勝つためだけに開発・販売された車といえるでしょう。

またGTS-Rには今となっては死語となった、ターボエンジンにおいてエンジンを踏んでからあるところでいきなり加速し「ドカン!」となる現象「ドッカンターボ」が味わえるのも魅力の1つです。ドッカンターボについてはどこかのタイミングで改めて動画でお伝えできたらいいなと思います。

ポイントはこのボディカラーです。ブルーブラックと呼ばれる色で太陽の当たり方によっては青くも黒くも見える絶妙な色です。実はこれはGTS-R唯一の色なんですよ。シャンパンゴールドの純正BBSホイールも相まって見栄えはバッチリです。

室内もブラック一色。車体、車内共に黒を纏った姿はクールかつオシャレな印象を与えます。シートは大きな破れもなく全体的に内装状態が良いこともこの役車の特徴です。
個人的には青空の下や海沿いといった明るい場所でこそGTS-Rが持つ「完全に黒ではない」ブルーブラックという色がより一層、輝くのではないかなと思います。