ユーノス コスモ
世界で市販車唯一の3ローターのロータリーエンジン 20Bを搭載した自動車として1990年に登場。
マツダがそれまでのネームバリューの低さから脱却すべく、トヨタのレクサス、ニッサンのインフィニティに次いで、高級ブランド“ユーノス”を展開。
そこで大注目を集めたユーノスロードスターに続いて世に送り出されたのがコスモだった。
シーケンシャル・ツインターボを装備し、最高出力こそ自主規制で280psに抑えられていたが、設計通りであれば333psはあったと言われている。
それ故に当時は20Bの大出力に耐えられるMT用クラッチが開発されていなかったためATしかラインナップされなかった。
3ローターエンジンによる圧倒的な燃費の悪さや、高級感あふれる室内のデザインなどコスト度外視で開発されたこの車は、まさにバブル絶頂期に造られた車の象徴とも呼べるのではないだろうか。
仕様項目 | 内容 |
---|---|
販売開始時期 | 1990 年 04月 |
最高出力 | 280ps/6,500rpm |
最大トルク | 41.0kgf・m/3,000rpm |
駆動方式 | FR |
トランスミッション | AT |
乗車定員 | 4人 |
備考 | 3ローター |