















トランサイド(TRANSSIDE)
WESTERLY 38 OCEANRANGER
(ウエスタリー38オーシャンレンジャー)
建造:ウエスタリーヨット社(イギリス)
デザイナー:エド・デュボア
「世界一厳しい船級ロイズ企画をクリアーした英国の貴婦人!」
英国のウエスタリーヨット社は、英国ポーツマスに拠点を置き1963年からFRPセーリングボートの建造を始め2000年まで、ウエスタリー22から55フィートまで72艇種の建造を手掛け、1970年から90年ごろまで世界のセーリングクルーザー全盛の中で、英国を代表するセーリングボートビルダーとして活躍してきた。
ウエスタリー38オーシャンレンジャーは、エド・デュボアの設計により1989年の建造から2000年までに84艇が建造された。
設計のコンセプトは、家族や少人数でも、快適で安全な長距離クルージングを楽しめるように考えられており、全長11.58mには3キャビンと2ヘッドルームを持ち、カップルでも快適なプライバシーを確保している。
右舷側には大型シンクを備えたギャレーに、大型の冷蔵ストックボックス、オーブン付きクッカーなど、装備も充実。左舷側には、計器パネルを装備したチャートテーブル、その後ろに、クオーターバースが設置されている。
その横を通ってダブルバースのアフトキャビンに、手前にはシャワーヘッドルームがある。現在は、ストックルームになっている。バウ側手前には二つ目のシャワー&ヘッドルーム、ダブルバースのバウキャビンを備える。
大型のサロンは、ポート側にC型ソファー、スターボー側に2段バースを備え、キャビンの定員バースは8人分を確保して、大人数での快適なオーバーナイトクルージングにも対応している。
ハルは、フィンキールのセンターコックピット仕様で、スターンがわずかに絞られたデザインだ。リグは、ジブファーラー仕様のスループ仕様でスタックカバー式のレイジージャック仕様になっている。
エンジンは、広く、コンパニオンウエイの階段を外して、チャート側のパネルを外すとメンテナンス性は高い。
補機はボルボペンタ2003の24馬力が搭載されており、幾走で7ノット以上を担保しており、快適で余裕のある計画的なロングクルージングを可能にしている。
航海計器は、GPS、レーダー、オートパイロット、測深機(デプス)、速度計、風向風速計を装備、また、ソーラシステムとインバーターによるAC回路にも対応、コックピットはフルドジャーと大型のビミ二トップで快適なクルージングを提供している。
トランサイドは、居住性の高いキャビンと、高馬力による機走性能を生かして、美しい島々と激しい潮流の作り出す、豊かな自然と幸をめぐる瀬戸内海を思いっきり楽しめるように、東は瀬戸大橋、西はしまなみ海道をクルージングエリアとして、四国の愛媛県にある新居浜マリーナをホームポートとして活動している。
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
船舶名 | トランサイド |
艇種 | ウエスタリー |
全長(LOA) | 38ft/11.58m |
水船長(LWL) | 10.13m |
全幅 | 3.73m |
深さ | 1.75m |
重量 | 8.5t |
バラスト重量 | 2,996kg |
セールエリア | 58.06㎡ |
乗員 | 12名 |
航行区域 | 限定沿海及び沿岸 |
エンジン | ボルボペンタ・2003R |
馬力 | 24HP/3300rpm |
燃料 | 軽油・132L |
清水 | 265L |
バース定員 | 8名 |
船体 | FRPサンドイッチ積層、スペースドラダー付きフィンキール、センターコックピット、マストヘッドリグ、スループ |
装備品 | コンパス、GPS魚探、レーダー、風向風速計、オートパイロット、ソーラーシステム、陸電 |
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