【劇用車】役車紹介その24 サニートラック

こんにちは！国産旧車を中心に劇用車レンタルを行っている原田商会です。
当社の劇用車達（＝役車）の歴史や特徴を紹介する役車紹介シリーズ。
今回紹介するのは1967年に日産自動車によって初代が発売されたサニートラックです。

弊社が所持しているのは1989年に発売されたもので青色が映える2代目の中期型サニートラックになります。
以前の型に比べより現代的なデザインとなり、より快適な乗り心地となりました。
特徴は角形式ヘッドランプに変わる前の丸型式ヘッドランプ。
この今では新鮮に感じられるクラシックな見た目から現在でもファンが多いといわれている所以です。

当初はダットサンブランドで販売されてましたが1985年にダットサンブランドからサニーブランドに変更。 以降「サニトラ」の愛称で親しまれるようになりました。
また、1都市部や狭い道路でも簡単に運転できるコンパクトさに加え燃費が良く低燃費で走れることや、トランクスペースが広く小型ながらも荷物を運ぶための十分な積載能力を持っていることが
1994年に日本での販売が終了した後も2008年まで南アフリカ共和国で生産していた理由かもしれません。
当時のCMではこんな風に使われていました。

初代モデルより、軽貨物車として人気を博し多くの人々に愛されたサニートラック。
そのコンパクトさと高い運搬能力は日本の高度成長期を支えてきました。
販売終了後もマニアの間では根強い支持があり、改造やドレスアップを施した車両も多く 旧車然としたレトロなスタイルではあるが、近年まで製造されていたためにレストアにも事欠かないのが多くの人々に愛される理由かもしれませんね。